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新年のご挨拶

 明けましておめでとうございます。

 寒さの中にも凛とした清々しさを感じる正月でした。皆様におかれましては新たな決意と希望を抱いて令和5年を歩み出されたことと存じます。新型コロナ第8波の渦中での年末年始でしたが、昨年より活気と明るさが感じられる街中の風景でした。

 先般のサッカーワールドカップで狂喜乱舞する群衆の姿は、“コロナ禍は過去の出来事”なのかと錯覚を覚えるほどで、「コロナに怯える時は終わりつつある」ということを世界中の人々の目に鮮烈に焼き付けました。日本においてもwithコロナという大きな潮流となり、人々は視線を内から外へと拡げて歩み始めています。

 一方で、健康弱者と共に歩む私たち医療者にはあくまでもゼロコロナが求められます。 “ウイルスを持ち込まない・持ち込ませない”ために病院は厳しい感染防御体制を維持し続け、スタッフは職場でも家庭内でもこれまで通りの緊張を強いられた生活が続きます。年末より当院含めて多くの病院・施設でクラスターが発生し、地域医療は厳しい状況が続いています。組織も人も疲弊しつつある環境の中で、プロフェッショナルとしての矜持をもって必死に現場で戦っている集団があることをご理解いただき、これからもご声援とご協力をいただけければ幸甚です。

 もやいを解かれてwithコロナへと舵を切った社会は、新たな未来へと進んでいきます。明るい明日になるように、一人一人が前を向いて希望の種を蒔きながら歩んでいける1年であることを願います。

 私たちも “地域に必要とされ続ける病院“を目指し、消化器肝臓病・生活習慣病・緩和ケア・総合リハビリテーションの4つのセンターと各部署すべてのスタッフが、“世のため、人のため、地域のため”と唱えながら医療者としての自覚と覚悟をもって2023年癸卯(みずのとう)の日々を歩んでいく決意です。本年もよろしくお願いいたします。

令和5年正月

病院長 田畑 直人

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