令和5年3月 春秋園だより「節分の行事について」

草木の新芽が萌え出ずる頃となりましたが、お健やかにお過ごしでしょうか?

今回は二月初めに行った節分の行事について紹介したいと思います。

 コロナ禍の中では、隣との距離を適切に保つことを優先し、自席のまま季節の行事を行っていました。しかし、今回の節分は、全員の顔が見える位置に集まっての開催です。長い期間、そのように集まる機会はなかったため、利用者様はもちろん、若手職員にとっても初めての光景になりました。利用者様の中には、普段と違う雰囲気に「何が始まるの?」とそわそわされている方もいらっしゃいました。

最初に、担当の職員から節分についての説明を行いました。「節分は鬼を追い払って、新年を迎える、立春の前日の行事」「季節を分ける」等の話を聞いてもらい、その間に鬼役の職員が、そっと準備をしていきます。その後、鬼に扮した職員が利用者の前に現れ、各利用者様に近づきます。利用者様は予め渡された、豆の代わりの新聞紙で作った玉を鬼にめがけて投げます。鬼もひるまず、利用者様の元に近づきますが、徐々に勢いが衰え、最後は床に倒れました。久しぶりの集団でのレクリエーションに、多くの笑顔が見られました。

その後は食堂に戻り、レクリエーションの盛り上がりの余韻に浸りつつ、おやつの豆を召し上がられました。

 コロナ禍での生活も四年目に入ろうとしています。昨年までとは違い、徐々に以前と同じく生活できる環境が整いつつあります。今後も油断することなく、引き続き感染予防対策をして職員一同、頑張っていきたいと思います。

(春秋園二階スタッフ一同)