令和3年10月 春秋園だより「利用者様への口腔ケアの取り組み」について

 秋の味覚が美味しく、食が進む季節になりました。食事を食べる上で欠かせないのは、『口腔内の健康な状態』です。春秋園では、日々の食事の様子や歯磨き・口腔ケアの場面から利用者様の口腔内の健康状態を観察しています。

 口腔内の観察ポイントとしては、磨き残しによる歯垢の付着、虫歯、歯のぐらつき等歯の状況です。入れ歯のある方は、汚れや破損等がないか確認します。その際、「食事の後は、いつも歯磨きしています。」「ご飯を食べる上で、歯は大事だからね。」と話されるなど、利用者様自身が口や歯の健康を意識してくれていると感じる場面が多くあります。また、「入れ歯が合わないから食べにくい。」「煎餅が好きだけど歯がないから食べられない。」と気になっていることや困っていることなど、相談を受けることもあります。

そして日々の観察に加え、口腔内の状況を動画で撮影し、牛久愛和総合病院の口腔外科の医師に見てもらうこともあります。医師よりその利用者様に応じた口腔ケアの方法や入れ歯の管理方法、助言・アドバイスを受けたり、医療的な処置が必要な場合は、受診できるように連携しています。

 口腔内の清潔と環境を整えることに努め、いつまでも安心・安全でおいしい食事を楽しめるように、お手伝いをさせて頂きたいと思っています。

(春秋園リハビリスタッフ一同)