令和3年4月 春秋園だより「通所リハビリテーションのレクリエーション」について

 朝晩の肌寒さが残るものの、昼間は春風の心地よい季節となりました。去年は新型コロナウイルス蔓延防止対策により、全国で様々なイベントが中止になり、利用者様も寂しい思いをたくさんした一年でした。しかし今年は、感染予防策をきちんとした上で、色々なイベントが開催を決めています。そんな中、通所では蔓延予防の観点を踏まえて、イベントを開催できるよう、スタッフ一同で日々健闘しています。

 2月に通所で行った豆まきでは、例年は利用者様に豆の代わりにお手玉を投げてもらい、鬼に扮した職員を退治して頂いていました。今年は利用者様には観客になってもらい、職員が代わりに鬼にお手玉を投げる形で実施する事ができました。職員がお手玉を投げる際も手指消毒をして、ソーシャルディスタンスを守りながら行いました。利用者様も仮装した職員を見るのは久しぶりでしたので、鬼は誰か予想しながら、楽しまれていました。

また、3月にはひな祭りもあり、手作業レクリエーションでは模造紙を9分割して大きなひな祭りの貼り絵を作りました。一人一枚仕上げて、9人の手で一枚を完成させました。コロナ渦で、人との距離を取るように言われる最中ですが、一人一人が作った物を合わせる事で、大きな絵が生まれるというのは、とても壮観でした。

 ひな祭りの貼り絵のように、全員で力を合わせれば、きっと新型ウイルスも乗り越えられるはずです。これからも、利用者様と一緒に、日々の小さな楽しみを見つけながら、共に過ごしていきたいと思います。

  (春秋園通所スタッフ一同)