令和8年9月 春秋園だより「災害時の備え防災対策」

 朝夕の風に、季節の移り変わりを感じる頃となりました。皆様いかがお過ごしでしょうか。

八月から九月にかけては、相次ぐ台風や大雨、地震への警戒など、天気の急変や災害のニュースに緊張が走る日々でした。改めて自然災害の脅威と、「備え」の大切さを痛感しております。

当施設でも、八月下旬の夜間に起きた地震は揺れが大きく、一時は緊張が走りました。幸いご利用者様に何事もなく夜を過ごすことができ、翌日お話を伺うと、「ベッドが跳ねるように動いて怖かったけれど、職員さんがすぐに確認しに来てくれたから、安心してまた眠れたよ」と、笑顔で話してくださいました。

このような災害時にもご利用者様の生活を守るため、春秋園では「BCP(業務継続計画)」の策定と「アクションカード」の導入を進めております。

「BCP」とは、万が一停電や断水が起きても、お食事やケアなどの重要サービスを止めないための「全体の守りマニュアル」です。そして、災害の瞬間にスタッフが迷わず動けるよう、各自の役割をシンプルにまとめた「ひと言指示書」が「アクションカード」になります。これがあることで、パニックになりやすい緊急時でも、全員が素早く連携してご利用者様の安全を確保できます。

このアクションカードは現在、様々な場面を想定しながら、少しずつ種類を増やして作り上げている最中です。作成の過程では、「夜間のこのスタッフ数なら、どう役割を分けるか」「何を最優先していくか」「以前勤めていた施設ではこんな経験をした」など、実際に話し合うことで初めて見えてくる気づきや、スタッフそれぞれの貴重な経験がアイデアとしてたくさん生まれています。

事前の備えと、現場での対話から得た経験をしっかり連動させ、どのようなときでも皆様が笑顔で安心して過ごせる施設づくりに努めてまいります。

(春秋園入所スタッフ一同)