令和7年7月 春秋園だより「 入所二階フロア 母の日 」について

 今回は入所二階フロアにて行った「母の日」の写真撮影と、梅雨にまつわる入所者様のお話をご紹介致します。

 まず「母の日」の写真撮影について。赤いカーネーションを片手に持っていただき、笑顔で写真の撮影をさせていただきました。赤を基調にしたイラストや、リボンでデザインした写真付きフレームを、ご本人様にお渡しして、恥ずかしながらも受け取って喜んでいただきました。ちなみに赤いカーネーションの花言葉は、「母への愛」「真実の愛」「情熱」等の意味があるそうです。特に母の日に送る赤いカーネーションは「母への愛」を表す最も直接的な花言葉を持っています。

 そして梅雨について、ご入所様から大変面白いお話を頂戴致しましたのでご紹介致します。

「梅雨(ばいう)という言葉はね。中国からきた言葉なの。梅の実が熟す時期に降る雨という意味で、もともとはカビと書いて黴雨(ばいう)って読むの。けど、(黴)はあまり良くない言葉だから、(梅)の字を使うようになったのよ。」と。

「昔の日本人は、梅雨時期の湿気対策として和傘や蚊帳を使っていてね。和傘は雨を防ぐだけでなく、湿度の高い時期には涼しい風を通す効果もあったのよ。」

そして、笑いながら楽し気に話を続けてくれました。

「それとね、蚊帳は虫除けに良いの。私は虫が嫌いだから。」

梅雨の季節が少しでも楽しくなるようなお話を聞くことができました。

(春秋園入所二階スタッフ一同)