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体外衝撃波結石破砕治療(ESWL)のご案内

このたび尿路結石(腎結石・尿管結石)に対する体外衝撃波結石破砕治療「ESWL」を2010年10月より再開
いたしました。今回新たに導入した結石破砕装置は「ドルニエDelta II」(ドルニエ社製)です。
この装置は1980年にドルニエ社が世界で初めてESWL装置による腎結石患者の治療に成功して以来30年の
歴史の中で最新機種です。現在日本では300台以上のドルニエ社製ESWLが稼働中であり、「ドルニエDelta II」
は数あるESWL装置の中で最も信頼性の高い装置です。
 当院では患者さんの条件、結石の大きさ、数、部位などに応じて「ESWL」から尿管鏡を用いた結石破砕手術
「TUL」まで、各種の低侵襲治療を行っております。現在は開腹手術をすることは滅多に無くなりました。
これまでの経験と実績を活かして患者さんに最も適切な治療を提案して参ります。
ご不明の点があればお気軽にご相談ください。

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尿路結石とは?

腎臓から尿管・膀胱・尿道に至る尿の通り路に結石ができる病気で、食生活の欧米化にともない増加しています。 こうした尿路結石の大部分は腎臓で作られます。多くは小さいうちに尿と共に自然に排出されますが、 一部の石は腎臓などに留まったまま大きくなり、自然排石が困難となります。 放っておくと腎臓の機能が低下することもあります。

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体を切らず・傷めず・結石だけを砕く:体外衝撃波結石破砕治療(ESWL)とは?

音波の一種である衝撃波を体の外から結石に向けて照射し、筋肉や他の臓器を傷つけることなく、結石のみを細かく破砕する治療方法です。 砂状に破砕された結石は尿と共に自然に体外に排出されます。排出までの時間は患者さんによって異なりますが、通常は数日から1~2週間程度です。副作用や後遺症もほとんどなく、現在では尿路結石の多くがこの方法により治療されています。

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当院導入の結石破砕装置 ドルニエDeltaⅡ

1980年、ドイツ・ドルニエ社は世界で初めて衝撃波による結石破砕治療に成功しました。 当院が導入した装置は、ESWLのパイオニア、ドルニエ社が開発した最新型の装置です。 新開発の衝撃波発生装置により、治療中の痛みがかなり軽減されました。また、結石に焦点を合わせる操作も 改善され、より早く効果的な治療ができます。 ESWL3.JPG

治療の特長

  1. 体が傷つきません。
  2. 治療時間は短く1時間以内で終わります。
  3. 痛みがほとんどなく、麻酔が不要です。(鎮痛剤は使用します。)
  4. 副作用・後遺症がほとんどありません。
  5. 再発の場合の治療法としても最適です

  注意:結石の位置や大きさによっては、治療の前後に、泌尿器科的処置法を併用する場合があります。

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受診をご希望の患者さんへ

  • 腎、尿管結石治療をご希望される患者さんは泌尿器科外来を受診して下さい。
  • 診療は予約制で予約センターにて受け付けております。
  • 初めての受診の方や急な受診などで予約をされていない方の受診も受け付けておりますのでご安心 下さい。(Q&A参照)
  • かかりつけの先生がいらっしゃる方は、ご紹介状を持参のうえ、ご来院下さい。

治療期間・費用について

  • 健康保険が適用されます。
  • 治療期間は1泊2日の入院を基本としております。
  • 入院治療は、3割負担で約9万円、1割負担で約3万円です。
  • 治療期間・費用は症状、検査、追加治療により変動しますので、ご了承下さい。
  • 費用に関してのご質問は、医事課・受付にお尋ね下さい。

 

尿路結石Q & A : こんな疑問にお答えします

Q1: 結石の症状を教えて下さい。

A :尿路結石の患者は多く、日本人男性の10人に1人、女性の20人に1人が一生に1度は罹患します。気付かぬうちに腎臓にできた石がある日突然尿管に転げ落ちてきます。これを「尿管結石」と言い、突然の"側腹部痛と血尿"にて発症します。時には陣痛に匹敵するほどの強い痛みを伴い、これを"疝痛発作"と言います。一方、「腎結石」は通常は無症状です。気付かぬうちに石が大きくなっていることがあり、感染して発熱したり腎機能が低下します。

Q2: 結石はどのくらいの大きさから破砕できるのですか?

A:直径5mm以上であれば破砕の対象と考えています。ただし、尿管の走行や結石の場所、発症から治療までの期間、石の硬さなどによってESWLよりもTUL(経尿道的結石破砕術)が適切な場合があります。

Q3: ESWLの具体的な方法は?治療中の痛みは?

A: 現在のESWL装置は昔と違ってかなり痛みが軽減されております。しかし痛みは個人差が大きいので、当院では原則的に鎮痛剤(飲み薬か座薬 + 点滴の鎮痛剤)を使用しています。無痛ではありませんが多くは自制内です。特に痛みに弱い方は腰痛麻酔なども対応可能です。 ベッドに横になり、石に焦点を合わせた後に衝撃波を当てます。治療時間は約1時間です。治療後は歩行や食事が可能です。 ちなみに、ESWLの焦点合わせはX線透視と超音波の2つの方法があり一長一短ですが当院の装置は両方兼ね備えており、透視による確実な焦点合わせと超音波によるリアルタイムの監視で治療中の被爆を最小限に抑えております。

Q4: ESWLの合併症は?

A: 合併症はほとんどありませんが、血尿や微熱が出る場合があります。まれに腎被膜下血腫(腎臓の表面での出血)などがあります。1時間以上の衝撃波治療は合併症の出現や腎機能障害の可能性も出てくるので、もし石が硬くて割れなかった場合でも1時間程度で治療終了します。多くの方は1回のESWLですみますが、中には複数回の治療を要する場合もあります。再治療には通常1ヶ月程度の期間をあけます。

Q5: 入院期間と治療費は?

A: 破砕後に石が動き出して夜間に痛みが増強することもあるので、当院では1泊2日の入院治療を基本としております。日帰りESWLは行っておりません。 治療費は健康保険が適用されます。通常は3割負担で9万円、1割負担で3万円程度です。老人保健、各種医療証などお持ちの方の治療費につきましては別途お問い合わせください。費用に関してのご質問は医事課受付にお尋ね下さい。

Q6: 受診の方法は?

A: 腎・尿管結石治療をご希望の患者さんは泌尿器科外来を受診して下さい。 診療は予約制で予約センターにて受け付けております(電話番号:029-873-3111)。予約無しの方でも受付時間内であれば当日に受診できますのでご安心下さい(ただし予約患者優先にて待ち時間が長くなります)。 また、かかりつけ医のある患者さんは先生の紹介状を持参のうえ、ご来院下さい。


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